ξ゚听)ξツンは勇者のようです
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 00:49:35.30 ID:uXT7aoZ/0
大地から屹立した岩塊が、地響きを立てて咆哮する。
それは、人の数倍はあろうかという岩の巨人――ゴーレムであった。

「くそっ!」

パーティーの先頭で剣を構えていた勇者が、ゴーレムを仰ぎ見て悪態を漏らす。
最悪の状況であった。先ほどの魔物との戦いで傷ついたパーティーには、
もはや強大な岩の魔物に抗う力など残されてはいない。

「下がって、勇者さん!」

杖を振りかぶって、やけに露出度の高い服に身を包んだ魔法使いが叫ぶ。
薄い布に覆われた乳房がぷるんと揺れ、掲げた杖の先端に魔力が集中していく。

「受けてみろ!!」

中空に形成された魔方陣から、灼熱の奔流がほとばしる。
紅蓮に噴き上がった炎はしかし、ゴーレムの身体に到達する前に萎んで消えてしまった。
MPが途中で切れてしまったのである。

「ええいっ! あたしがやる!」

魔法使いを押しのけて、次は矢を弓につがえた狩人が飛び出した。
ホットパンツから剥き出しになった、白くしなやかな脚――が大地を踏みしめ、
狙い澄ました矢の一撃を放つ。

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 00:52:17.82 ID:uXT7aoZ/0
美しい弧状の軌跡を描いて、矢がゴーレムの頭部を猛襲する。
正確無比なその一撃に、ゴーレムは頭部を撃ち抜かれ、元の岩の塊に戻る――はずだった。
矢が、1ゴールドで買える木の矢でなかったら、の話ではあるが。

間抜けな音がして、木の矢はいとも簡単にゴーレムの岩盤に弾かれた。

「ちくしょう! こうなったらやけだー!」

剣を構えて突進した勇者を待ち構えていたのは、ファイティングポーズを取ったゴーレムだった。
咆哮が大地を揺るがす。猛然と繰り出された岩の拳が、勇者の胴を下から撃ちあげた。
圧倒的な速度と質量を兼ね備えたその一撃に、勇者の身体が宙を舞う。

「勇者さんっ!?」

白い法衣を身にまとった僧侶が、地面に叩きつけられて痙攣している勇者に駆け寄る。
ぺったんこな胸の前で両手を合わせて、祈りの言葉を捧げはじめた。
全てを癒す神の愛の力も――しかしMPが不十分では効力を発揮しない。

首があらぬ方向に折れ曲がり、口から泡を吹いている勇者。
その額にできた切り傷が微妙に癒えたところで、僧侶の魔力は力尽きたようだった。

勝ち誇ったように咆哮し、ゴーレムは地響きを立てて遠ざかっていく。
残された魔法使いと狩人と僧侶は、息絶えた勇者を見て――顔を見合わせた。

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 00:53:40.89 ID:uXT7aoZ/0


ξ゚听)ξツンは勇者のようです

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 01:06:13.42 ID:uXT7aoZ/0
鐘の音が響く。
静寂と、おぼろげな闇が支配する聖堂の中で、一行は祈りを捧げていた。
天井のステンドグラスから淡い陽の光が差し込み、台の上を照らし出す。

そこには、ずっしりと嫌な重みを耐える麻袋が置いてあった。

('A`)「はやく復活の呪文を唱えろよ、ブーン」

手を合わせたまま、露出度の高い衣裳に身を包んだ少女――ドクオがいう。
過激にも思える衣裳は、魔力との親和性を高めるものというのが本人の弁だ。

(´・ω・`)「時間をかけすぎると復活できなくなるよ」

ホットパンツから伸びた脚を組みながら、弓を背中に背負った少女――ショボーンがいう。
短く切りそろえた髪からは少年のような印象を受けるが、胸はゆるやかに膨らんでいる。

(;^ω^)「……いま必死に祈ってるんだお」

白い法衣を着た少女――ブーンは口を尖らせた。
セミロングの髪を結ぶリボンと、くりっとした瞳が可愛らしい。
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 01:12:43.98 ID:uXT7aoZ/0
ブーンは神々に向かって祈りを再開する。
神様にはいつも感謝していますから、恩寵をあたえたまえ〜とかいう内容を延々と唱え続ける。

(´・ω・`)「お、きたきた」

ショボーンが声をあげた。
ステンドグラスから差し込んでいた陽光が、突如として光の柱に変わる。
口を縛った袋ががたがたと震えた。

('A`)「復活――だな」

ドクオがつぶやく。
びくんびくんと痙攣していた袋は、やがて静かになった。
聖堂が元の静謐さを取り戻す。

( ^ω^)「終わったお……」

安堵したようにため息をついたブーンの目の前で、袋からにょっきりと手が突き出した。
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 01:22:26.44 ID:uXT7aoZ/0
ξ゚听)ξ「ああ、今度こそもう本当に駄目かと思った……」

中から出てきたのは少年だった。少女たちよりは防御力の高そうな革鎧を着ている。
やや頼りなさげな感じはするが、まあ普通に美形――と言えなくもない。

('A`)「いやー、勇者のお前に死なれたら困るからな」
(´・ω・`)「そうだよ。何があっても全力で生き返らせるさ」

ドクオとショボーンが、口々に言う。

( ^ω^)「ツンがいなかったら、ボクたちのPTはおしまいだお」

ξ*゚听)ξ「みんな……」

少年――ツンはちょっと感動したのか、うんうんと頷いていたが、
やがて、思い出したようにその顔が憤怒にゆがんでいく。

ξ#゚听)ξ「ところで、お前ら」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 01:31:18.80 ID:uXT7aoZ/0
ξ#゚听)ξ「なんでちゃんと戦闘前にMPを回復したり、いい矢を買ったりしないんだ!」

( ^ω^)「お金がないからだお」

ブーンの手首に通した翡翠のブレスレットが、きらきらと揺れる。

('A`)「うちのPTは万年金欠だからな」

首にかけた瑪瑙のブローチがゆらめいて、ドクオが言う。

(´・ω・`)「仕方ないよね。全部貧乏が悪いんだよ」

そう言ったショボーンの左手の小指には、琥珀の指輪がはまっていた。

ξ#゚听)ξ「お前ら……」

復活したばかりのツンは、怒り狂ったように叫んだ。

ξ#゚听)ξ「お前らが無駄遣いするから、金が貯まらないんだろうが!」

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 01:43:15.98 ID:uXT7aoZ/0
ξ゚听)ξ「というわけで、お前らには今日の宿代を稼いでもらう」

教会から出ると、ツンは仲間3人に振り向いて告げた。
いたってやる気のなさそうな悪態が、少女たちから聞こえてくる。

ξ゚听)ξ「いつも金を稼いでるのは僕だからな。たまにはお前らにも働いてもらう」

('A`)「働くったって何をするんだよ? 魔法薬を調合しても、こんな田舎じゃ売れないぞ」

ドクオが周囲を指さした。
退屈そうな村だった。村の中心にはさっき出てきた教会があって、
それに隣接するように食料品店や雑貨屋が建ち並んでいる。

村人たちは農業で生計を立てているらしく、村の周囲には畑が並んでいたが、
外部からの客であるツンたちが利用できそうなのはそれらの建物と、宿屋くらいしかない。

にたぁーっと、ツンが意地の悪い笑みを洩らす。

ξ゚听)ξ「あるだろ、もう一つ」

少女たちの身体を見ながら、ツンは宿屋の向かいの建物を指さした。

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 01:49:38.98 ID:uXT7aoZ/0
奇妙な建物だった。
太陽は中天に昇り、他の家や店は爽やかな風に窓や戸を開け放っているのに、
その建物だけは全ての窓を閉め切り、かろうじて人が入れるように入り口の扉だけを開けている。

そのくせ、妙に人の出入りがあるのだ。
農作業を終えたばかりとおぼしき農夫が、汗を拭きながら入っていった――かと思えば、
中から満足そうにため息をついた行商人風の男が出てくる。

ξ゚听)ξ「どんな村にでも必ず一つはあるだろ、売春宿だよ」

仲間の少女たちからブーイングがあがるのにも構わず、ツンは続ける。

ξ゚听)ξ「金を稼ぐあてがないんだったら、あそこで客を取って稼いでもらうからな!
      分かったらさっさと宿代くらい稼いでこい!」

(;^ω^)「そんな……ひどいお、ツン」

ふいにブーンが、涙声になった。
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 02:00:41.46 ID:uXT7aoZ/0
(;^ω^)「この前、ボクが寝てるところに忍び込んできて、好きだよって言ってくれたじゃないかお。
      その後でボクの服を脱がせて色んな事をしたのに、そんな場所に行けっていうのかお」

('A`)「お前ら……そういう関係だったのか」

感心したようにドクオがつぶやく。
たしなめるように、ショボーンが口を開いた。

(´・ω・`)「ツン。君は愛を交わした恋人が見知らぬ男に犯されてもいいのか?」

ξ゚听)ξ「してねーよ、そんな事は。第一お前らには酷い目に遭わされすぎて、
      どんなに頑張っても恋愛の対象として見れないんだけど」

( ^ω^)「チッ……」

ξ゚听)ξ「とにかく早く行ってこい。僕はしばらく休むぞ」

ツンはそう言うと、道端に置いてあったベンチに腰を下ろした。
少女たちは親指を下に向けたり、中指を天に向かって突き出したりしていたが、
やがて視界の外へと消えていった。

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 02:11:28.65 ID:uXT7aoZ/0
('A`)「ブーン、その腕輪売れよ」

三人は地べたにしゃがみ込んで、今後の対策を練っていた。
妙に露出度の高い少女と、ボーイッシュな短パン少女、法衣を着た聖職者少女の組み合わせに、
通りすがりの村人たちが不審な目を向けてくる。

('A`)「おまえ、一応僧侶だろ。そんな豪華な腕輪付けてていいのか?」

( ^ω^)「ドクオだって高い首飾りをしてるじゃないかお、そっちこそ売れお」

('A`)「俺は魔法使いだからいいんだよ。宝石はマジックパワーの消耗を抑える効果があるんだ」

(´・ω・`)「まあまあ二人とも」

指にはめた指輪をきらめかせながら、ショボーンがなだめる。
お前のそれが一番高かっただろ、と二人の視線が突き刺さった。

(´・ω・`)「この村に我々が資金稼ぎできそうな場所はない。とすば、あそこで稼ぐしかなくなる」

さっきの売春宿を指差しながら、そう告げる。

(´・ω・`)「しかし、あの手の宿がいつも女を募集しているとは限らないだろ。
      ここは一つ、念のために行って聞いてみようじゃないか」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 02:19:55.53 ID:uXT7aoZ/0
( ・3・)「全然おっけーよん」

受付にいたのは、やけに化粧の濃い女だった。
もう顔面とか真っ白で、顔には凹凸が無くのっぺりとしている。

( ・3・)「若い子はみんな町の方に行っちゃうから、ウチの女の子も高齢化してて困ってたの。
     あなたたちみたいな若い子がサービスしてくれるなら、お客さんも大喜びだわ。
     なんなら、ずっとここで働いてくれてもいいわよ?」


('A`)「大歓迎だったな」

(´・ω・`)「そうだね……」

( ^ω^)「よっぽど人に困ってるんだお……」

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 02:25:33.20 ID:uXT7aoZ/0
再び三人はさっきの道ばたに戻る。
気まずい沈黙がしばらく立ちこめたあと――ドクオが口を開いた。

('A`)「……正直に話そうぜ。お前ら、処女か?」

( ^ω^)「処女だお」

ブーンが断言する。

( ^ω^)(そんなわけないおwww正直、僧侶はストレスたまるんだおwwww)

(´・ω・`)「処女さ」

ショボーンも続けて答えた。

(´・ω・`)(一度だけ……男の人としたことあるけど……)

('A`)「実は、俺も処女だ」

('A`)(よかった……俺だけじゃなかったんだ)
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 02:49:36.39 ID:uXT7aoZ/0
ツンは空を見上げた。
日はすでに傾きはじめ、空に浮かんだ雲が羊のようになだらかに動いている。
畑の脇に干してあった干し草の上で寝ころびながら、ため息をついた。

ξ゚听)ξ「さすがに言い過ぎたかなあ……」

傍らには一振りの剣が、革の鞘に入れられて置いてあった。
鍛冶屋だったツンの父が、ツンの旅立ちを祝って打ってくれた一品だ。
父はツンに言ったのだった――この剣で、弱い人を守れる男になれ、ツン。

ξ゚听)ξ「……そうだな。今日もいつも通り野宿でいいや」

剣を拾い上げて、ゆっくりと立ち上がる。
まだ町にいるはずだった仲間の少女たちの元へ歩いていこうとしたとき――
ふらふらとした足取りの一団がこっちに来るのが見えた。

ドクオだった。
後ろにはブーンとショボーンもいる。

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 03:01:16.06 ID:uXT7aoZ/0
ξ゚听)ξ「ごめん、ちょっと言い過ぎたよ」

素直にツンは頭を下げた。
柔らかい金髪がふわりと動いて、ブロンドの双眸が少女たちを見る。

ξ゚听)ξ「5連続で全滅したから、僕もちょっと気が立ってたんだ。今日は野宿して、もうちょっと
      大きな町まで移動しよう。そこなら仕事も見つかるだろうし――」

とまで言ったところで、ツンは少女たちの様子がおかしいことに気づいた。
頬をほんのりと桜色に染めて、ツンの方に熱い視線を向ける。

「オレは……やめようっていったんだけど……」

ドクオの潤んだ瞳が、切なげにツンの方を見つめた。
剥き出しになった太股を恥ずかしそうに擦り合わせる。

「ブーンが、景気づけにいいからって事で、酒場で媚薬入り果実酒を頼んだんだ……」

ξ゚听)ξ「へ?」

どうも話が見えない。少女たちの様子はいつもと違う――というか、明らかにツンを男として意識している。
ショボーンが唇をむずむずと動かし、ブーンが舌なめずりをするのが分かった。
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 03:11:17.57 ID:uXT7aoZ/0
「飲んでみたらこれが結構美味しかったんだお……ついつい三人で5杯も飲んじゃった」

甘いため息をついたブーンが、ツンに熱い視線を向けながら言う。
あきらかにそれは、革鎧の下のツンの股間をじっと見ていて――。

ξ゚听)ξ「え? え?」

「しばらくしたら私達、身体が火照ってきて――ツンのこと、探してたんだよ?」

いつもとは明らかに口調の違うショボーンが、じりじりとツンに近寄ってくる。
まるで、ゾンビに襲われているようだった。新鮮な人肉の変わりに、少女ゾンビたちが求めるのは
若い男の身体で、蠱惑的な瞳をツンに向ける。

「えっち、しよ……?」

ブーンの顔が、すぐ近くに迫ってきた。
いつもは髪を結んでいるリボンをほどいて、長い髪を下に垂らしている。
どきどきした。ブーンって、こんなに美人だったっけか……?

刹那、柔らかくて熱い少女の唇がツンの唇に押し当てられた。
そのまま干し草の上に押し倒される。ぬるぬるした舌が入り込んできて、ツンの口内を淫らにすすりあげた。

ξ゚听)ξ(な、なんで……なんでこうなるんだー!?)
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 03:38:14.25 ID:uXT7aoZ/0
「ちゅ……あむっ……ぴちゃ……れろ……」

激しいブーンのキスに、お互いの歯がかちかちと当たる。
熱く湿った鼻息を間近に感じる。発情した少女の甘い体臭に、脳髄が痺れていく。

「ちゅく……ツン、ぱふぱふしてあげる」

ブーンの指が法衣のボタンを外し、白い布がはだける。
フリルのついた可愛らしいブラジャーに、レースの下着が露わになる。
白い指がプラジャーのホックを外す。見かけによらず豊満な胸がぷるんと震えて、
剥き出しになった乳白色の果肉がツンの眼前に突き出される。

ξ*゚听)ξ「ちょ、やめ……くるしっ……」

ブーンはそのまま、双乳をツンの顔に擦りつけてきた。
温かくも柔らかい乳肉の感触がツンの官能を炙る。わずかに開いた口に、入り込んでくる肉のゼリー。
たまらずにツンが口をすぼめると、陥没していた乳首がぷくっと膨らんだ。

「あふぁ……ツン……上手……んっ……あンっ」

たまらずに乳首をツンの舌が舐めあげるたび、少女は豊満なバストを揺らして小刻みに喘いだ。
一緒に冒険している仲間の、初めて聞く雌の声にツンの股間が思わずいきり立つ。

それを、服の上から細い指がなぞりあげた。
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 03:55:58.26 ID:uXT7aoZ/0
「私は、こっちをしてあげるね、ツン」

ボーイッシュな容貌を欲情させながら、ショボーンがツンのズボンに手をかける。
冷たい空気が差し込んできたのを感じたかと思うと、あっという間にツンは下着一枚になってしまった。

「硬くなってるよ……ブーンにえっちな事をされて、感じてるんだ」

少女の細い指が、確認するかのように硬く、下着を押し上げているツンの男根に触れる。
柔らかく窪んだ手のひらが、布地の上からツンのそれを優しく包む。
湿った女の子の指の感触。それがべったりとツンの竿に貼りついて、揉み込むような動きを見せる。

ξ*゚听)ξ「あ……だめっ……触るなぁ……っ」

熱く屹立した肉棒を布地越しに刺激され、ツンは思わず声を漏らした。

「んっ……ツン、ちゃんとボクのおっぱいも舐めてくれなきゃやだ……」

次はブーンが、口内一杯に乳肉を押し込んでくる。舌の上で転がる少女の乳首の感触。
その間にももう一人の少女はツンの竿を優しく刺激し、背筋を快楽電流がほとばしる。

ξ*゚听)ξ「ふ、ふたりで……せずに、どっちかにし……!」

思わず叫んだ瞬間、冷たい空気が下半身を襲った。
ショボーンが完全に、ツンの下着を脱がしてしまったのだ。

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 04:16:11.28 ID:uXT7aoZ/0
(や……やぁぁっ……)

目の前で繰り広げられている淫蕩な饗宴に、ドクオは思わず口元を覆った。
知識がないわけじゃない。女の子どうしのピロートークで、何回かえっちな話をしたこともあった。
でも――普段の姿からは想像もできない仲間の少女二人の痴態に、処女の身体が固くこわばる。

じゅぶっ……じゅぶっ……じゅぶぶっ……。
手のひらで輪を作って根本を支えながら、ショボーンが咥えた肉棒を啜り上げるように首を上下させる。
あんなに太くて醜いものを口で咥えているのに、その表情はどこか、熱に浮かされたようで。

「そうだよ……ツン。歯を立てずにしっかり舐めて?」

乳房をツンの顔に押しつけながら、ブーンが恍惚の吐息を漏らす。
激しく吸い立てるツン。そのたびに少女の肉体は細やかに痙攣し、唇から切なげな吐息を漏らす。

「ふっ……ふううんっ……上手になってきたね……」

つぶやいたブーンが、ふいに視線をドクオの方に向ける。
それは、とてつもなくえっちな眼だった。とろりと熱に潤んでいるようでいて、どこか暗い衝動を宿している。

「ドクオ……見てるだけでいいの?」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 04:30:20.97 ID:uXT7aoZ/0
「べ、べつに私は……いいから……」

ドクオは顔を背けた。
えっちな眼で見つめられたのが恥ずかしくなって、太股をきゅっと閉じる。

「そう?」

ツンの身体から離れて、ブーンがドクオの方に這ってくる。
思わず後ずさりしようとしたドクオの肩を、細い手が掴んだ。

「んんっ…・・!」

温かくて柔らかい少女の唇が、小鳥が餌を貰うときのようにドクオの唇をついばむ。
本当に軽くて、羽毛のようなキス――唇が離れたとき、ドクオはブーンの瞳に見つめられた。
心臓が高鳴るのが分かって、自然に涙があふれる。

「ドクオ、初めてだったんだ」

かすかに嗚咽を漏らすドクオの頬を、ブーンの指先が優しく包む。
もう一度キスされた。今度はさっきよりも激しく、唇が唇を吸い上げるえっちなキス。

「ボクとショボーンばっかり盛り上がっちゃって、ごめんね……?」

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/27(土) 04:48:30.73 ID:uXT7aoZ/0
ブーンの唇が、鎖骨から首筋に回る。
熱く湿った息が肌にかかって、ドクオはかすかに身体をこわばらせた。

「向こうは向こうでしてるから、ボクたちはボクたちで楽しもう?」

ほとんど後ろから抱きすくめられるような形のまま、ブーンが耳元で囁いた。
指先が胸元に伸びる。胸を覆っていたレザーの服――とよべるかどうか怪しいものが外れて、
乳房が剥き出しになる。細い指が静かにそれを揉み込むのを感じて、ドクオかすかな声をあげた。

「ブ、ブーンは、女の子ともこういう事してるの……?」

ピアノを演奏するように、指先が胸の上でタッカートを踏む。

「うん……してるよ。女の子同士でするのも気持ちいいから、今日はそれを教えてあげる」

ブーンの唇が、指先を丹念に舐めあげる。
それが胸元からお臍の辺りへ――太股を優しく撫でて、その奥へと入ってくるのを感じて、ドクオは目を強く閉じた。

「くす……。もっと力抜いて、楽にして。全部ボクに任せてくれていいから」

縮れ毛の密生した地帯をかき分けて、指先が優しくそこへと滑り込む。
くちゅ……。と自分のそこが淫らな音を立てたのが分かった。ブーンの人差し指が軽く、肉の襞をかき分ける。

「やあっ……!」

異物が侵入してくる感触に、ドクオは思わず背筋を仰け反らせた。
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