track-1
6 : ◆vecY3hbM4I :2009/02/02(月) 23:47:33.22 ID:H47Py47i0





            ハロー、マスター


                     私の歌声、届いてますか?




9 : ◆vecY3hbM4I :2009/02/02(月) 23:49:59.75 ID:H47Py47i0

track-1 ツッンツンにしてあげる♪

(その1)


ピンポーン

('A`)「ふぁーい」

  「ラウンジ宅配便です。判子お願いします」


('A`)「(……この時間帯……Konozamaで頼んでいた新作エロゲだ!)」

('∀`)「今行きますよー、っと」


12 : ◆vecY3hbM4I :2009/02/02(月) 23:52:42.51 ID:H47Py47i0

ガチャッ

('∀`)「クリスちゃん、我が家にようこそ!」

( ´∀`)「……鬱田毒夫さんですね、ヴィップ研究所様からの宅配物ですモナ」

('A`)「(……違ったのか……)」



ポン

( ´∀`)「はい、確かに頂いたモナ。では品物をどうぞ」

('A`)「はいは……デカい箱なのに結構軽いなぁ」


ドサッ

('A`)「ふぅ……」

14 : ◆vecY3hbM4I :2009/02/02(月) 23:56:27.03 ID:H47Py47i0

('A`)「ヴィップ研究所……聞きなれない名前だなぁ……」

('A`)「てか、何でボクの住所とか名前とか知ってるんだろう……」

('A`)「まぁいいや。とりあえず空けてみよう。変なのだったらギコに頼んで何とかしてもらえばいいさ」


バリバリ

('A`)「……箱の中に箱とはこれ如何に」



(10分後…)

('A`)「大型ダンボール箱で届いて中身は封筒と野菜ジュースひとつとか……」

('A`)「過剰包装しすぎだろう……常識的に考えて」

('A`)「とりあえず読んでみるとするか」



15 : ◆vecY3hbM4I :2009/02/03(火) 00:00:59.11 ID:kozug/6/0

ビリビリ



  やあ  (´・ω・`)
  
  ようこそ、ヴィップ研究所VOCALOID計画へ。
  同封した野菜ジュースはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

  うん、「モニターの依頼」なんだ。済まない。
  仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

  でも、この手紙を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
  殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思ってこの手紙を書いたんだ。

  じゃあ、返事を聞こうか。


   VOCALOID計画のモニターを引き受けますか?

      YES / はい   



('A`)「…………」

('A`)「ローゼンメ○デンのパクリかよ。拒否権ないし…」

17 : ◆vecY3hbM4I :2009/02/03(火) 00:04:19.55 ID:2BjVio6Y0

('A`)「全く、手の込んだイタズラだぜ」

ポイ


('A`)「貴重な時間を無駄にしてしまった。さて、やりかけのゲームの続きでも…」


ピンポーン





  「こーんにちわー。ヴィップ研究所から着ました、初音ツンでーす」

('A`)「…………」

19 : ◆vecY3hbM4I :2009/02/03(火) 00:07:18.59 ID:2BjVio6Y0

ドンドン

  「今回はモニターの仕事を受けていただき、ありがとうございました」

('A`)「…………(いや、受けてないから)」

ドンドンドンドン

  「マスター、早くあけてくださいよー」

('A`)「…………(無視だ無視だ)」

ドンドンドンドンドンドン

  「いるのはわかってるんですよー」

('A`)「………(これ以上騒がれて大家さんに怒られるのも嫌だなぁ)」


('A`)「しかたない、直接文句を言うか」

  「仕方ないわね……」

21 : ◆vecY3hbM4I :2009/02/03(火) 00:11:22.87 ID:2BjVio6Y0

('A`)「あの、すいません。これ以上騒がれると」


  「ヘアドリルブレイク」


                              ヽ`
                              ´
                               ´.
                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                    \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                             ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................               ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
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              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
                         ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´ 注:AAはイメージです


(;'A`)「ドアが爆発したぁぁぁぁぁぁ?!」
25 : ◆vecY3hbM4I :2009/02/03(火) 00:14:43.03 ID:2BjVio6Y0

ξ゚听)「ふぅ……これ疲れるから嫌なのよね。装着、っと」

ガチッ


ξ゚听)ξ「よし。では改めて……」












ζ(゚ー゚*ζ「はじめましてマスター。私がヴィップ研究所VOCALOID project試作第一号機、初音ツンです」



ζ(゚ー゚*ζ キラッ☆


('A`)「…………」


(その2 に続く)
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