その3
46 : ◆vecY3hbM4I :2009/02/03(火) 00:51:31.01 ID:2BjVio6Y0

(その3)


ξ゚听)ξ「ほら、よく見なさい。人間じゃこうはいかないでしょ」

(;'A`)「わかった、わかったから切断面をこっちにむけないで。キモい!」

ξ゚听)ξ「……傷つくわぁ」

( ´∀`)「人造人間なんて世間一般に知られてないモナ。普通の人はそんなもんだモナ」


ガシッ

ξ゚听)ξ「わかってもらえたようね」

(;'A`)「アレを見せられたら、ねぇ……」

49 : ◆vecY3hbM4I :2009/02/03(火) 00:54:47.49 ID:2BjVio6Y0

( ´∀`)「話を戻すモナ。このようにツンには歌う機能と“心”が付いたガイノイドモナ。
   でも、それじゃあ未完成モナやはり歌い手には感情や人生経験が必要モナ。だから君に頼むモナ」

(‘A`)「……そんな事急に言われても……」

( ´∀`)「生活費用と成功報酬ははずむモナ。だいたい……」


パチパチパチ

( ´∀`)「こんなところモナね」

('∀`)「ひきうけましょう!」

ξ゚听)ξ「(夢がないわね)」



50 : ◆vecY3hbM4I :2009/02/03(火) 00:56:48.35 ID:2BjVio6Y0

( ´∀`)「わかってもらえてうれしいモナ。詳しい事はまた今度話すモナ。
   それじゃあモナーはそろそろ失礼するモナ。仲良くやるモナよ」


ガチャッ

ξ゚听)ξ「…………」

('A`)「……行っちゃった」

ξ゚听)ξ「…………」

('A`)「…………」

ξ゚听)ξ「…………はぁ。とりあえず暫くの間世話になるわ……」

('A`)「……よ、よろしく」

53 : ◆vecY3hbM4I :2009/02/03(火) 00:58:47.89 ID:2BjVio6Y0

ξ゚听)ξ「とりあえず部屋を片付けないと。ドアもなくて、ゴミだらけのイカ臭い家になんて住めないわ」

('A`)「……ドアは君が壊したんじゃ……」

ξ゚听)ξ「過ぎた事は気にしない主義なの。とりあえず業者に頼んで入り口をなんとかしないと。
   あと、私が住む上で最低限いるものも揃えないとね……」

('A`)「……はぁ」

ξ゚听)ξ「このあたりの地理には不慣れなの。ゴミの分別とかはしといてあげるから、ちょっと買い物に行ってきて」
('A`)「え、でも……」

ξ゚听)ξ「返事は?」

(;'A`)「は、はい!」

ξ゚听)ξ「よろしい」

55 : ◆vecY3hbM4I :2009/02/03(火) 01:02:06.89 ID:2BjVio6Y0

店員「あざーっしたー」

('A`)「……ロボットなのにシャンプーがいるとか……お菓子とかも……マンドクセ」




('A`)「(いや、でもこれは滅多にできない経験かもしれない)」

('A`)「(なんだかキツそうだけど、見た目はかわいいし……)」

('A`)「(押しかけ女房か……snegじゃね?)」

('A`)「……偶然がいくつも重なり合って 貴方と出合って恋に落ちた……」

('∀`)「なんかそう考えると楽しくなってきた」



56 : ◆vecY3hbM4I :2009/02/03(火) 01:04:55.98 ID:2BjVio6Y0
('∀`)「ただいまー……」

ξ゚听)ξ「遅かったわね。もう業者さん帰っちゃったわよ。あ、お金はあんたの箪笥から取っといたから」

('A`)「何で人のお金の場所知ってるんだろう……って」


('∀`)「よく見たらすごく部屋が綺麗になってる!」

ξ゚听)ξ「かたっぱしからゴミ袋に突っ込んだだけ。別に褒められるような事じゃないわ」

('∀`)「ボクの部屋、こんなに広かったんだ……」

ξ゚听)ξ「あ、押入れの中にあったものも含めていかがわしいモノは全部古紙回収に出したからね」

('A`)「………」


(その3 に続く)
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