2スレ目
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/10(火) 23:25:28.70 ID:B2FvHwQ20
じゃあ昨日の続きで、お題からはじめたりしますー

・デレの初恋
・はじめてのおつかい
・クー登場

ログdクスです

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/10(火) 23:27:17.34 ID:B2FvHwQ20
[公園にて]

ζ(゚ー゚*ζ「あ、ふさぎこくんだー」

ミ,,*゚Д゚彡「でれちゃんだー!」

ζ(゚ー゚*ζ「んーと」

ζ(^ー^*ζ「こんにちはー!」

ミ,,*゚Д゚彡「こ、こ、こんにちはっ」

ミ,,*゚Д゚彡 ζ(^ー^*ζ

('A`)

('A`)「おいそこのモジャガkマト*>д<)メ「マトマトキィイイイイイック!!!!」

( A )

37 :デレの初恋:2009/02/10(火) 23:29:40.93 ID:B2FvHwQ20
マト*>д<)メ「デレちゃん、こんにちは!」

ζ(゚ー゚*ζ「あ、まとまとくんー。こんにちはー」

ζ(^ー^*ζ

マト*>д<)メ

ミ,,*゚Д゚彡

('A`)「デレたn(・∀ ・)「でれちゃーん! こんにーちはー」

('A`)「おいてm( ><)「でれちゃんなんです! こんにちはなんです!!」


ア、デレチャンダー     イッショニアソボウ!
  コンニチハ、デレチャン    ナニシテアソブー?


( A )

(#゚A゚)


38 :デレの初恋:2009/02/10(火) 23:32:09.16 ID:B2FvHwQ20

          ,;r'"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ、
  ドクオ→  ,r'";;;;:::::;彡-=―-=:、;;;;;;ヽ、
        /;;ィ''"´  _,,,,....ニ、 ,.,_ `ヾ;;;;〉
         `i!:: ,rニ彡三=、' ゙''ニ≧=、!´  屋上へ行こうぜ・・・・・・
        r'ニヽ,   (  ソ,; (、 ')  i'
         ll' '゙ ,;:'''"´~~,f_,,j  ヾ~`''ヾ.  久しぶりに・・・・・・
        ヽ) , :    ''" `ー''^ヘ   i!
        ll`7´    _,r''二ニヽ.     l  キレちまったよ・・・・・・
        !:::     ^''"''ー-=゙ゝ    リ
        l;:::      ヾ゙゙`^''フ    /
        人、      `゙’゙::.   イ

  ※此処は公園です
41 :デレの初恋:2009/02/10(火) 23:34:49.84 ID:B2FvHwQ20
[で、その夜]

(;^ω^)「んで負けたのかお。未就学児相手に」

(#Aメメ)「うっせー。てめえもやられてみやがれ。クソガキ十数名とかありえねーよチクショウ」

(;^ω^)「いくら普段の行い=性犯罪とはいえ……デレの面倒見てもらってケガしちゃたまらんお。すまんお」

(#Aメメ)「フッ、いいんだよ……デレたんは俺の嫁なんだかr」

(^ω^ )「いやー、それにしてもデレはもてもてだおねー」

ζ(゚ー゚*ζ「?」

( ω  )「こりゃあ早急に始末する必要がありそうだお……」

(;;#Aメメ)「……」


内藤さんちの娘さんは、初恋はまだまだ先のようです。


42 :初めてのお使い:2009/02/10(火) 23:40:07.12 ID:B2FvHwQ20
( ^ω^)「お、まいったお。醤油切らしちゃったお」

ζ(゚ー゚*ζ

('A`)「んじゃあ俺買ってくるわ」

ζ(゚ー゚*ζ

( ^ω^)「当たり前のようにおまえがいるのが気に食わないが、とっとと行って来やがれクソが」

('A`)「へーへー。んじゃ、デレたん待っててにゃー」

ζ(゚ー゚*ζ

ζ(゚ー゚*ζ「おとーさん」

( ^ω^)「お?」

ζ(^ー^*ζ「でれがおしょーゆかってくる!!」
45 :初めてのお使い:2009/02/10(火) 23:47:09.73 ID:B2FvHwQ20
( ^ω^)

('A`)

( ^ω^)「はっはっは、デレにはまだ早いおー」

('∀`)「そうそう、あ、俺と一緒に行くか? 途中で広いベッドがある部屋で休k」

(#Aメメ)

ζ(゚〜゚*ζ「ひとりでいけるもーん! でれ、もうおねーちゃんだもん!」

(;^ω^)「でも、お店までの場所とか、醤油の置いてあるとことか、お金とか、」

(; ω )「何よりデレが一人で出歩いて、変な奴にさらわれでもしたら……!!」


ぽんぽん


('A`)+「行かせてやれよ、お父さん。デレたんの気持ちを考えてやりなよ」

46 :初めてのお使い:2009/02/10(火) 23:50:29.82 ID:B2FvHwQ20
('A`)コソコソ「(俺がこっそり後をついていってやる。怪しい奴がいたらすぐぶちのめす。これでいいだろーが)」

( ^ω^)「……」

('A`)←身近にいるこれ以上なく怪しい人物

( ^ω^)「毒をもって毒を制す、かお」

( ^ω^)「お! デレ、いってくるお! お醤油、ちゃんと買ってくるんだお?」

ζ(^ー^*ζ「うん! がんばる!」

('A`)「ねえ、今すごく失礼なこと言われた気がするよ?」
51 :初めてのお使い:2009/02/10(火) 23:56:41.21 ID:B2FvHwQ20
ζ(゚ー゚*ζ「おしょーゆ、おしょーゆ♪」


てくてく


壁│A`)「……」


( ´∀`)「モナ? デレちゃん、今日はお父さんと一緒じゃないのかい?」

ζ(゚ー゚*ζ「うん! んーとね、ひとりでね、おちょー、おしょうゆ! かうの!」

( ´∀`)「モナモナ。デレちゃん偉いモナ。迷子にならないように気をつけるモナ」

ζ(^ー^*ζ「だいじょーぶだよ! おみせやさんはね、ここをまっすぐいけばいいの!」

( ´∀`)「その調子モナ。頑張ってくるモナー」

ζ(^ー^*ζ「はーい!」


てくてく


壁│*A`)「さすがデレたん……カメラもってくりゃよかった……」


52 :初めてのお使い:2009/02/11(水) 00:02:20.34 ID:VDfO8OFL0
[スーパー]

ζ(゚ー゚*ζ「お、ち、おしょーゆ。おしょーゆはどっこでっすかー♪」

壁│A`)「うまく発音できないデレたん……モエス」

ζ(^ー^*ζ「あったー!!」

壁│A`)「よくわかったなデレたん! さあ、それをレジにもっていくんだ!」

ジーζ(゚−゚*ζ「……」

壁│A`)「ど、どうしたっていうんだい、デレたん!」

ジーζ(゚−゚*ζ「あいす、たべたいなー」
55 :初めてのお使い:2009/02/11(水) 00:07:28.46 ID:VDfO8OFL0
壁│A`)「はじめてのおつかいにありがちな誘惑……イイ!!」

壁│A`)「帰ったら“初めてのおつかい〜スペシャルエディション〜”で抜くか……」

ζ(゚−゚;ζ「でも、おとーさんは、おしょーゆって、おしょーゆ……」

ζ(う−;*ζ「がまんするもんー」

壁│A`)

壁│∀;)「偉い! 偉いぞデレたん! よくぞ誘惑に打ち勝った!!」
57 :初めてのお使い:2009/02/11(水) 00:10:21.24 ID:VDfO8OFL0
てくてく


ζ(゚ー゚*ζ「これくださいっ」

从'ー'从「あれれー、かわいいお客さんー」

从*'ー'从「198円だよー」

ζ(゚ー゚*ζ「んーと、はい!」

壁│A`)「財布ごと渡すとか……もう、ね」

壁│A`*)「かわいすぐる……」

从*'ー'从「うん、ちゃーんともらいましたよー」

从*'ー'从「おつりはお財布に入れておいたからねー」

ζ(^ー^*ζ「ありがとー、おねーちゃん!」

从*'ー'从「うふふ、ありがとうございましたー」


58 :初めてのお使い:2009/02/11(水) 00:15:32.00 ID:VDfO8OFL0

壁│A`)


壁│A`)ポンポン


壁│ )クルッ はい?



 __[警]
  (  ) ('A`) …え? え?
  (  )Vノ )
   | |  | |

59 :初めてのお使い:2009/02/11(水) 00:19:17.99 ID:VDfO8OFL0
ζ(^ー^*ζ「おしょーゆかえた♪ かえたった♪」


てくてく


( ´∀`)「デレちゃん、おかえりモナ。ちゃーんとお買い物できたのかモナ?」

ζ(^ー^*ζ「うん! みてみて、おしょーゆ!」

( ´∀`)「モナモナ……」

( ´∀`)(なん……だと……)

( ´∀`)「さ、さすがデレちゃんモナー。もう、すっかりお姉さんモナ」

ζ(゚ー゚*ζ「えへへー」

( ´∀`)ノシ「気をつけて帰るモナー」

ζ(^ー^*ζ「うん!」


てくてく


( ´∀`)「めんつゆ……だと……」
65 :初めてのお使い:2009/02/11(水) 00:25:49.33 ID:VDfO8OFL0
ζ(^ー^*ζ「ただいまー!!」


どたどた


(;^ω^)「デ、デレ! 大丈夫だったかお?」

ζ(゚ー゚*ζ「うん!! ちゃんとかえたよ! あいすもたべたかったけど、がまんしたよ!」

( *^ω^)「お! えらいお!」

ロ⊂ζ(゚ー゚*ζ「はい、おしょーゆ!」

( *^ω^)「お! ありがとうだお!」

( ^ω^)(めんつゆ……)

( *^ω^)(でも、デレは頑張ったお。偉い子だお!)

ナデナデ( *^ω^)つ(^ー^*ζ


今日の煮物は、いつもよりちょっぴり甘口でした。
67 :初めてのお使い:2009/02/11(水) 00:28:30.57 ID:VDfO8OFL0
  \
:::::  \              両腕に冷たい鉄の輪がはめられた
\:::::  \
 \::::: _ヽ __   _     外界との連絡を断ち切る契約の印だ。
  ヽ/,  /_ ヽ/、 ヽ
   // /<  __) l -,|__) > 「刑事さん・・・、俺、どうして・・・
   || | <  __)_ゝJ_)_>    幼女好きに・・・なっちゃったのかな?」
\ ||.| <  ___)_(_)_ >
  \| |  <____ノ_(_)_ )   とめどなく大粒の涙がこぼれ落ち
   ヾヽニニ/ー--'/        震える彼の掌を濡らした。
    |_|_t_|_♀__|
      9   ∂        「シラネ」
       6  ∂
       (9_∂          犯人は声をあげて・・・


      バキン
   。∞Σ Σ∞
   ∩    ∩
    \('A`)/
      |  /
      (ヽノ
      ノ>ノ
      レレ
                  
            ⊂二二二(  'A` )二⊃  この程度で
<逃走だーー!!       |   /      ロリコンがやめられるか!! 
                   ( ヽノ
                   ノ>ノ
               三  レレ

68 :クー登場:2009/02/11(水) 00:31:57.25 ID:VDfO8OFL0
ζ(゚ー゚*ζ「どっどど どどーど どどーど どどー あおいくるみもふきとばせー♪」

('∀`)「どっどど どどうど どどうど どどうー 青いお尻にしゃぶりつけー♪」

ζ(^ー^*ζ「またさぶろーよりもぶーんのほうがはやいよー!」

('A`)「おお! マジか!」

⊂ζ(゚ー゚*ζ二⊃「ぶーん!」

(;'A`)「ちょ、デレたん──」


ぽすっ
71 :クー登場:2009/02/11(水) 00:34:50.19 ID:VDfO8OFL0
川 ゚ -゚)「む。すまんな。怪我はないかい?」

ζ(゚−゚*ζ「うー……ごめんなさいです……」

川 ゚ ー゚)「ふむ。きちんと謝れるのはいい子の証拠だ。ご褒美に飴をあげよう」

ζ(゚ー゚*ζ「あめさん! ……あ、おとーさんが、しらないひとにたべものもらったら、めって」

川*゚ -゚)「むぅ……なかなかしっかりしたお嬢さんだ。ますます気に入った」

('A`)「デレたn」

('A`)「……」

川;゚ -゚)「! 君は……」

('A`)「ども。久しぶりっす、『素直サン』」

川  - )「……」

ζ(゚ー゚*ζ「?」

72 :クー登場:2009/02/11(水) 00:38:28.44 ID:VDfO8OFL0
[公園]


('A`)「何しにきたんスか」

川 ゚ -゚)「む……あ、いや。その……だな」

川;゚ -゚)「……今更わたしが出てきても……彼は怒るだけだろうか?」

('A`)「は?」

川  - )「それとも軽蔑か、無関心か。いや……許しはしてくれんだろうが」

('A`)「……」

川  - )「笑ってくれて構わんよ。出来れば罵ってくれ。わたしは……内藤ホライゾンに謝罪したいのだ」

川  - )「両親は多忙、傍にいた唯一の妹が、どうしても手放せなくて……」

川  - )「ツンも彼も追い詰めた」

('A`)

川  - )「そのくせ、ツンが事故にあったのを彼のせいにして……」

川  - )「わたしは、最低な女だ…」

('A`)「……」
74 :クー登場:2009/02/11(水) 00:41:27.50 ID:VDfO8OFL0
('A`)「……ブーンは」

('A`)「内藤は、あなたを責めていないし、ツンがいなくなっても、それなりに幸せに生きてますよ」

('A`)「今更のこのこやってきて、上辺だけの土下座でもするんだったら、かえってあいつは傷つくはずです」

川  - )「……」

('∀`)(うはwww俺カッコEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!)

川  - )「……そうだと、良いが」


とてとて


ζ(゚△゚*ζ「どくにー! じゅーちゅにてがとどかないよー!」

(*'A`)「じゅーちゅ……自販機に手の届かない幼女……ああ、デレたん。君はかわゆすぎるよぉぉぉ」

川  - )「……君は」

川 ゚ ー゚)「君は、相変わらずだな」

('A`)「うっす」
77 :クー登場:2009/02/11(水) 00:46:51.79 ID:VDfO8OFL0
ζ('、`*ζ「どくにーってば!」

('A`)「おー、わりぃわりぃ。そこのねーちゃんに飴もらってな、俺が代わりに買ってきてやらぁ」

ζ(゚−゚*ζ「でも、しらないひとだよ?」

川 ゚ -゚)「……」

('A`)

('∀`)「そのひとは俺のともだちのねーちゃんだ。もらっても平気なんだぜ?」

川;゚ -゚)「ど、」

('A`)「謝罪はさ、受け付けねーとはおもいますけど、」

川 ゚ -゚)「……」

('∀`)「たまには姪の顔ぐらい見にくりゃいいんじゃないすか。それならあいつも歓迎でしょうよ」

川;゚ -゚)「なん……だと……? 二人に、子どもが!?」
79 :クー登場:2009/02/11(水) 00:50:15.36 ID:VDfO8OFL0
('∀`)「その子、誰かに似てると思いません?」

川;゚ -゚)「!?」

(*'A`)「うーし、おにーちゃんダッシュで買ってきちゃうぞー」

ζ(゚ー゚*ζ「40びょうでしたくしな!」

('A`)「天空の城ラプター乙」

たったったったっ

川 ゚ -゚)「……」

川 ゚ ー゚)「飴、なめるかい?」

ζ(゚ー゚*ζ「うん! えっとー、んーと、」

ζ(^ー^*ζ「ありがとー!」

川*゚ ー゚)「うむ」

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 00:52:14.24 ID:VDfO8OFL0
以上です
もらったお題は消化したかと

そんじゃあまた書き溜め分を投下しますニダ
質問とかは投下終了後に答えさせていただくってことで
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 00:55:27.47 ID:VDfO8OFL0
[内藤宅周辺]

(((( ノパ听)

うろうろ
 そわそわ





[映画館からの帰り道]

てくてく
 とことこ

('∀`)「楽しかったねデレたん。また行こうね」

ζ(゚ー゚*ζ「うん!」

(*'A`)「無邪気なデレたんの笑顔……ボクの白い聖液で汚し、いや、清めたいお……」

(#^ω^)「こんなクズに人権があることが甚だ疑問だお……」

ζ(゚△゚*ζ「あ、おねーちゃんだー!」

ノパ听)そ
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 00:57:46.99 ID:VDfO8OFL0
ノパ听)「こ、こんにちはー」

ζ(^ー^*ζ「こんにちは!」

ノハ*゚ー゚) ニコー ζ(^ー^*ζ

( ^ω^)「こんにちはだお、えーと……お名前、伺ってませんでしたおね」

ノハ;゚听)「! す、すみません……! わたし、ツンと申します、なんかもう色々すみませんっ」

( ^ω^)

( ^ω^)「……ツン、さん」

ノハ;゚听)「顔とキャラと名前が一致してないと言うか、もうどうしようもないですよね、ほんと、申し訳ないです……」

( ^ω^)「……お? なんかよくわからんけど、ツンさんでいいおね?」

ノパ听)「あ、はい」

( ^ω^)「こんなところに何か用かお? 御礼はもう十分していただいたお」

ζ(゚ー゚*ζ「ごほんよんでもらったよー」

( *^ω^)「うんお、よかったおねー」

ノハ ゚ー゚)「……」

(*'A`)(絵本を読んでもらって輝いていたデレたんの瞳……ああ、可愛かったにゃー)
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 01:03:09.89 ID:VDfO8OFL0
( ^ω^)「お。そうだお、ツンさん」

ノパ听)「はっ、はい?」

( ^ω^)「わざわざ来てくれたんだお、お茶ぐらい用意させて欲しいお。またデレに絵本読んでやってほしいお」

ノハ;*゚听)「あ、は、はい! よろこんでっ」

ζ(^ー^*ζ「やったー!」


***


ノハ;゚听)「厚かましくもまたお邪魔して本当にすみません」

(;^ω^)「お……変にへりくだる必要はないと思うお。普通にお客さんしててほしいお」

ζ(゚△゚*ζ「デレはごほんよんでほしー」

('∀`)「ボクが読んでア☆ゲ☆ル☆」

(  ω )「僕が殺してあ……げ……る……」




   ははっ何いってんすか内藤さん、冗談っすよ

     遠慮するなお、僕たちの仲だろ?

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 01:06:46.55 ID:VDfO8OFL0
ノパ−゚)「……」

ノハ;゚−゚)(あの人って何で生きてるんだろう……)

ζ(゚△゚*ζ「おねーちゃん、ごほん!」

ノハ*゚ー゚)「デレちゃん、ほんとに絵本が好きなんだね」

ζ(^ー^*ζ「うん!」



[ドクオを“掃除”後]

きょろきょろ

「お? 掃除へたくそだから、あまり家の中見ないでほしいおw」

「す、すみません……」

「何か気になることでもあったかお?」

「……奥様は出掛けてらっしゃるんですか?」

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 01:10:40.58 ID:VDfO8OFL0
「おー……死んだお。もう、何年も前に」

「あ……わ、わたし、また失礼なことを」

「気にしなくていいお? まだデレが赤ん坊だった頃の話だお」

「……」

「ツンさんはやけに気を遣うお。ぜんぜん気にしなくていいのに」

「……すみません」

「おっおっw妻とは正反対で、ちょっぴり新鮮だおw」

「……奥さん、どんな方だったんですか?」

「まず文頭に“……”をつけない人だったおー」


とにかく、遠慮をしない人だったお。何でもずばずばはっきり言って、それで影でこっそり悔やむような、そんな人だったお。
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 01:13:18.33 ID:VDfO8OFL0
[ブーン少年若かりし頃・高校時代]

( ´ω`)「おー、テスト終わったお……」

('A`)「二つの意味でオワったな……」

ξ ゚听)ξ「どーせ昨夜もゲームばっかでまともに勉強してないんでしょ? 自業自得じゃん」

( ´ω`)「実は昨日の朝から腹を壊してたんだお」

('A`)「俺、頑張ったのに……テスト範囲間違えたとかもうね」

ξ;゚听)ξ「え……あ、そ、そんなの関係ないよ。普段から真面目にやらないからこういう目に……」

( ´ω`)

('A`)

ξ;゚听)ξ「……ぁ、えっと、そn( ´ω`)「まあ嘘だけど」

ξ  )ξ「   」

ガッシ ボカッ
 ギャッ グッワ
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 01:15:18.90 ID:VDfO8OFL0
……あれ? なんで僕たち付き合うようになったんだっけ?
まあいいお、とにかく僕とツ……妻は、高校で出会って、恋をしたんだお。
そうそう、僕はごく普通のと言っても差し支えない家庭の子で、両親に無理を言ってその高校に入ったんだお。
興味のある学科だったんだけど、僕の実家から通える範囲にはなくて。
そしたらアパート暮らしもさせてもらえたんだお。
そんなもんだから、バイトしてもお金に余裕なんてまったくなかったお。
なのに妻はでっかい財閥のお嬢様だったもんだから、それがちょっと嫌だったんだけど。男の矜持とかなんかそんな感じの。


( ^ω^)「ごめんお、今週はお金がないから遊べないお……」

ξ ゚−゚)ξ「ふーん」

( ´ω`)「せっかくのデートが……」

ξ ゚听)ξ「高校生なんだからろくに収入なくてもしかたないよ、ブーン」

( ´ω`)「お……」

ξ ゚ー゚)ξ「かわりにお金がなくても楽しめるようなデートを考えればいいんじゃない?」

( *^ω^)「お! そうだおね!」

ξ*゚听)ξ「ま、まああんたにはそれを考える脳みそすらないだろうケド」

(  ω )


言うと思ったよーん。
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 01:17:21.53 ID:VDfO8OFL0
('A`)「幼女の乳首をちゅーちゅーしたい。あのちっちゃくてぷくぷくした手足も舐めしゃぶりたい」


出会った頃から、オガクズは変態だったお。
なんだっけかな、えるおーって言うマンガ雑誌を持ってて、それを


ノパ听)「あ、あの……」

( ^ω^)「お?」

ノハ )「すみません、ドクオさんの話は省いてもらっていいですか。なるたけごっそり、全部、存在そのものを」

( ^ω^)「御意」


そんで、高校を出て……、僕は高校の時の資格や技能を活かして地元に就職、妻は大学に進学したお。
それで、結婚の約束もしたんだお。妻が卒業する頃にはきっと、それなりに食っていける程度の稼ぎは出来るだろうからって。
僕は地元に帰ったから遠距離恋愛になったけど……、別れ話は一度もなかったお。喧嘩はたくさんしたけどw
妻の卒業が間近になった頃、僕の両親のところへ挨拶に行ったお。


( ^ω^)「つー訳で結婚したいと思ってるお」

( ФωФ)「……」

('、`*川「……」

ξ;゚听)ξ「あ、あの、おゆるしねg」
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 01:19:53.89 ID:VDfO8OFL0
「いぃぃぃやっほおおーーう!」
                  「ひゃっはああああ!」
 *     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *    。
      +    。  |  |
   *     +   / /   +    。     +    。 +    *
            / /
      ('∀`*川/ / +  ./ 》〉   。     +    。   *    。
      ,-     f    | | ∧_∧
      / ュヘ    | *  ヽ ヽФωФ)_    。     。
     〈_} )   |      ヽ    _ヽ          〉
        /    ! +    。 .|  ({__〉 +      ○ノ
       ./  ,ヘ  |       |   |         <ヽ |
 ガタン ||| j  / |  | |||    ||| .| ,ヘ \ || |||ガタン i!i/, |i!ii ガタン
―――――――――――――――――――――――――――

( ^ω^)

ξ ゚听)ξ




ノパ听)「……」

( ^ω^)「諸手をあげて祝福されたのは嬉しかったけど……正直、訳もなくムカついたお」

ノハ;゚听)「あはは……」
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 01:22:07.70 ID:VDfO8OFL0
それで。それで。
僕たちは、次に。妻の実家に行ったんだお。
御両親は仕事ですごく忙しいらしくて、お義姉さんが会ってくれたんだけど……


川 ゚ -゚)「絶対にゆるさん。貧乏人が我々素直財閥の人間と関わらんとするなら、理由は財産目当てに他ならんだろう」

ξ ゚听)ξ「くー姉、お願い! この人は、他の人とは違うよ。だって──」

川 ゚ -゚)「父上や母上は、この件についてのすべての裁量をわたしに委ねている。よって、わたしの決定は一族の決定となる」

川 ゚ -゚)「結婚は、ゆるさん」


何度も何度も会いに行ったけど、ダメだったお。
そんなに貧乏人が嫌いか、とは思ったけど、お義姉さんはきっと、とてもツ……妻が大切なんだろうって分かったお。
だから、妹の幸せを願っているならきっと分かってくれるから、頑張ろう。僕は何度も妻に言ったお。
でも、


ξ ;;)ξ「ごめんね、ブーン……ごめん……」


妻は珍しく弱気で、泣き虫さんになってしまっていたお。どんどんしょんぼりしていったお。
僕がいない間にも、妻は一生懸命お義姉さんを説得してたみたいだお。結果は言わずもがな、だお。
会うたびにやつれていくのを見て、このままじゃ妻がどうにかなってしまうって、僕は心配でならなかったお。
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 01:25:11.26 ID:VDfO8OFL0
(  ω )「だから言ってしまったんだお」

(  ω )「絶対に言ってはいけない選択肢を、」

(  ω )「妻に……それを選ばせちゃったんだお」


──大丈夫だお。僕たちはもう、大人だお?

──御両親や、お姉さんのお許しがなくったって、一緒になることは出来るお。




ノパ−゚)「……」

( ^ω^)「そんな訳で僕たちは、実家近くのアパートに住むことになったのだおー」

( ^ω^)「一年くらいして、デレが生まれたお。落ち着いたらもう一回素直財閥に凸しようずwwって両親と息巻いてたお」

( ^ω^)「ツ、妻はこんなに幸せなんだZE☆ざまあwwwって……」

ノパ−゚)「……」
104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 01:29:49.03 ID:VDfO8OFL0
そんな頃だお。妻はあっさり、死んだお。交通事故。車にひかれたんだお。

デレを僕のかーちゃんのところに預けて、久々に美容院に行くんだって、前の日の晩に言ってたお。

その後は、かーちゃんととーちゃんがうちに来て、一緒に五人で晩ご飯を食べるはずだったんだお。両親も僕も、ツ……妻も、すごく、楽しみにしてたんだお。

病院に駆けつけたときはもう、意識不明の重体で……手遅れ、って言われたお。

妻の家族は激怒したお。当たり前だお。僕が守ってあげられなかったんだから。



「……」

「看取りもさせてもらえずに病院を追い出されたお。葬式も、当然拒否されたお」

「僕とデレに残されたのは、妻が嫌々撮った家族写真、一枚だけだったお」

「ま、それだけの話だお」


ありふれた不幸話だお。

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 01:31:57.87 ID:VDfO8OFL0
 

***


ノパー゚)「それでは、お邪魔しました」

( ^ω^)「お。湿っぽい話してすまんかったお」

ノハ*゚ー゚)「いえいえ、内藤さんのこと、いろいろ知って、うれしかったです」

(;^ω^)「照れるおー」

ζ(^ー^*ζ「おねーちゃん、またきてね!」

( ^ω^)「ほんと、ツンさんさえよければ、また来てくださいお」

ノハ*゚听)「は、はい!」


 ジャーネ、オネーチャン!
   ウン、マタクルヨー
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 01:33:45.79 ID:VDfO8OFL0
ζ(゚ー゚*ζ「おねーちゃん、またくるって!」

( ^ω^)「おっお、よかったおね」

ζ(゚ー゚*ζ「うん! ねーねー、おとーさん!」

( ^ω^)「お?」

ζ(^ー^*ζ「おかーさんって、あんなかんじなんだろーねー!」

( ^ω^)「お……」





ツンさん。

はじめて見た時、あまりにも“ツン”にそっくりで。

顔立ちは似てるのに、ふいんき(何故か変換出来ない)や話し方や態度や、何もかもが違っていて。

当たり前のことだ。ツンさんとツンは別人だ、それは分かり切っていて。

妻はこの世にはいない。それを改めて思い知らされて。
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 01:36:17.49 ID:VDfO8OFL0
 


その夜、娘を寝かしつけた後。

ツンのいなくなった夜と同じように、妻の名前を呼んでみた。

ツンのいなくなった夜と同じように、返事が返ってくることもなく。

ツンのいなくなった夜と同じように、僕は。

少しだけ、泣いた。

抱いた感情までもが、ツンのいなくなった夜と、同じだった。





                  ( ^ω^)父親のようですお
                   悲しいけど、これって続くのよね……
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/10(火) 23:29:18.48 ID:cxgeabf6O
でも、ここまで中義母設定模倣してるなら、何か一言断り欲しい気もする。
本人じゃありません。
設定借りてますとか。

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/11(水) 01:43:25.84 ID:VDfO8OFL0
おわた。
多くの支援有難う御座いますた。

明日の夜、もし残ってたらやっぱり続き書かせていただきまする
もし落ちてたらいいや、別の日に立ててやりましょう、そんな感じです。
いいかげんですんません

>>36
んー、じゃあ模倣してます、設定借りてます。これでいい?
模倣って言いたいのは分かるけど、設定というのがよく分からない。
中田氏さんってこんな話かいてたっけ・・・俺が知らないだけ?


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